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≪暮らしに安心できる幸せを≫ ~屋根工事について~

≪暮らしに安心できる幸せを≫ ~屋根工事について~

2019

08

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澤頭建設の家づくりへのこだわりをお伝えするブログですが、今回は『屋根工事』についてお伝えします。

 

最近、日本では大きな地震が連続して発生しているため、耐震性能に関する興味が一段と高まっています。そんな中で『瓦屋根は重いから地震に弱い。だから木造住宅には良くない!』という声が良く聞こえます。

 

確かに理論上、建物重量(特に上部の重量)は軽い方が良いのは明らかです。地震が発生した際に、上部に重みがあると揺れが大きくなり、柱梁などの構造体に負担が掛かります。

実際に構造計算を行う場合にも屋根が金属屋根か瓦屋根かによって計算に使う数値が異なり、瓦屋根を使う場合は、より厳しい条件で計算します。

 

しかし、だからと言って『瓦屋根が悪い!』という訳ではありません。

 

弊社ではお客様のご要望はもちろんの事、地域性、意匠性、経済性、メンテナンス性そして耐震性を考慮しご提案させて頂きます。

 

一番大切な事は適切な構造バランスの取れた計画をする事です!瓦屋根、金属屋根それぞれに適した構造で計画する事が私たちの責任です。

 

それに、瓦屋根には日本の文化があります!元請会社として職人さんを守る事も大切であり、何よりも職人さんがいなければお客様の家のメンテナンスも日本の文化も維持できません!

それこそが弊社が考える ≪暮らしに安心できる幸せ≫ を提供する事です。

 

屋根選びの1つの参考に金属屋根と瓦屋根のそれぞれのメリット、デメリットをお教えしますので、参考にしてみて下さい!!

 

金属屋根のメリット
・とても軽い
屋根自体が軽くなるため、災害時の家屋倒壊の危険が少なくなります。
・加工が容易
陶器などは一度形を作ったら加工はできませんが、金属材の場合は大きい板の状態で現場に持っていき、現場で使用する形に加工する事もでき、どんな屋根にも形を合わせる事ができます。
・継ぎ目や隙間が少ない
継ぎ目が少ないという事は、雨水が入る隙間も少ないという事なので、必然的に防水性が高まります。
・経年劣化が起きにくい
金属素材は経年劣化が起きにくく、メンテナンス費用があまりかかりません。(状態によっては塗装した方がいい場合もあります。)

 

金属屋根のデメリット
・屋根が薄くなる
屋根が薄くなるというのは例えば音や、強い雨が当たった衝撃などをお家の中に伝えやすいという事になります。
また、商品によっても変わるのですが、断熱効果のあるものをあまり入れる事ができず、場合によっては夏の暑さを感じやすくなってしまいます。
・錆びや傷など、外的要因に弱い
金属屋根は経年劣化が起きにくいですが、一度錆びてしまうと錆びがどんどん広がってしまい、最後には穴が空いてしまいます。

 

瓦屋根のメリット
・外的要因に強い
瓦は焼いて作っているため、雨水などによる外的要因による劣化や破損が起きにくく、耐久性がとても高いです。また、瓦は一枚が割れてしまっても、差し替えるだけですぐに対処でき、メンテナンス性も高いです。
・断熱効果がある
瓦の屋根は熱を通しにくいため、断熱効果を期待できます。
・トータルで見た費用が安く済む
瓦は定期的なメンテナンスは必ずしなくてはいけませんが、長期的に見た場合の費用はかなり抑えられます。また、瓦自体は耐久性が高いため、他の素材では考えられないぐらいの長期間使う事もできます。

 

瓦屋根のデメリット
・かなりの重量がある
瓦屋根はかなり重い屋根です。そのため、地震などの災害時に倒壊などの不安があります。
・メンテナンスが必要
瓦自体はかなりの耐久性を持っているのですが、漆喰や谷板金などの部位の耐久性は高くありません。瓦の劣化は起きていなくても中の劣化が起きている事が多く、メンテナンスはかかせません。

 

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