2017
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こんにちは!
先日、改修工事をさせて頂いた現場で、改めて建築の面白さを感じた現場がありました。
築年数の相当経った住宅で、台風の時にヒドイ雨漏れを起こした現場でした。
雨漏れ自体は以前から少しずつ起こしていたらしいのですが、対応をしていなかったため、長年の損傷が蓄積されていました。
毎年のように様々なリフォームさせて頂きますが、今回は損傷状況としては重傷な個所がありました。幸いにも柱梁の構造体は立派な木材を使用していて損傷は見られませんでしたが、屋根、天井、床の腐食がひどく、下地交換が必要な状況でしたので、思い切って構造体の状態に戻し、改修をさせて頂きました。。
腐食部を撤去し、下地を直し、更には防水層(防水シート張り)を設ける事で、雨漏れを止めます!
床もたわみが起きないようにしっかりと補強をします。
ヒドイ損傷状況でも丁寧に職人さんが手を加えると、建物が生き返る感じがしました!
リフォームする事でお客様に喜んで頂くだけではなく、建物自体も息を吹き返すな~っとシミジミと感じる事のできた現場でした。新築には無いリフォームの面白さですね。
皆さん、雨漏れは少しでも発生したら直ぐに対処して下さい!
耐久性を維持するために木材は乾燥している事が最も大切です。しかし、反対に木材は常に濡れ放しでも腐食しません。濡れる、乾くを繰り返す事で腐食が進みます。だから雨漏れはダメなんです。
『大昔、人は雨風を凌ぐために穴に住むようになった』と学生の頃の講義で言われた言葉が今でも強烈に残っています。だからこそ
『雨漏れする家は家ではない!』
と言い聞かせて常に細心の注意を払って臨んでいますが、改めて雨漏れの怖さを感じる事のできる現場でした。
もう1回!!
皆さん、雨漏れは少しでも発生したら直ぐに対処して下さい!