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≪暮らしに安心できる幸せを≫ ~木工事(躯体)について~

≪暮らしに安心できる幸せを≫ ~木工事(躯体)について~

2019

04

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05

澤頭建設の家づくりへのこだわりをお伝えするブログですが、地盤補強工事、基礎工事に続いて、今回は『木工事(躯体)』についてお伝えします。

 

躯体とは、土台、柱、梁などの構造体です。建築基準法で言うところの【主要構造部】です。当たり前ですが、木造住宅ではもっとも大切な工事です!

 

住む人の命を守るための工事

 

その中で、柱と梁は何よりも重要です。

 

澤頭建設では通し柱に135mm角、外周部の管柱に120mm角、中部の管柱に105mm角を標準としています。材種はヒノキが基本です。

 

「通し柱」とは1階から2階まで(土台から屋根まで)通っている柱で、「管柱」とはそれぞれの階を支える柱です。

 

木造住宅の説明書でもある住宅金融支援機構が発行する仕様書では、「材種がヒノキの場合、通し柱は120mm角でもOK」という旨が記載されていますが澤頭建設ではヒノキの柱でも通し柱は135mmとしています。

 

なぜなら、通し柱は1階から2階まで通っている柱のため、1階天井と2階床の間にある梁が通し柱に固定されます。その固定される際に柱にホゾと言われる穴をあけ、その穴に梁を差し込み、固定します。

 

要するに、柱を欠き込むんです!柱の断面が少なくるんです!!

 

通し柱に1方向或いは2方向から梁が差し込む場合ならまだしも、120mm角の柱に3方向、4方向から梁が取り付けられる場合、通し柱は穴だらけです。通し柱の意味、役目を成さないんです!!実際にそのような現場はまだ当たり前のように存在します!!!

 

だからこそ澤頭建設では通し柱を仕様書よりも1サイズ大きい物を基本としています。

 

更には通し柱を配置する場所にもこだわります。

できる限り梁が取りつく場所が少なくなるようにバランスを考えて配置します。(=柱に空く穴が少ないようにします。)

どうしても必要な場合は更にサイズを上げて150mm角(5寸柱と言います。)にして、穴が空いても、まだ十分な断面が残っているサイズの柱を配置します。

 

柱のサイズは、いくら仕様書に記載があっても、いくら材料が安く抑えることができても削ってはいけない澤頭建設のこだわりポイントです!!

 

他にも上階の柱と下階の柱が上下で同じ場所になるように配置する割合を示した「直下率」を大切にします。建築基準法では特にルールや基準は定められていない部分ですが、この「直下率」は建物の強度に非常に大きく影響するので、プランニング段階から考えなければいけないポイントです。

 

地震は必ず来ます!!

 

熊本地震以来、震度7の地震が複数回来ることが分かりました。

1回の地震だけに耐えて、倒れなければ良い家づくりでは不十分です。命が助かる事が最優先ですが、その後住めない家ではやはりダメなんです。

 

≪家は住む人の命と健康と財産を守るべきもの≫

 

だからこそ木工事は大切なんです!!

 

まだまだ躯体工事にはこだわりがありますが、長くなり過ぎるのでこのあたりで(笑)。

 

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