
もともと倉庫として使用していた建物を住宅へリフォームする上で、何よりも『人が住む場所になる』という点を考えて設計しました。当初は倉庫として建築しているため、最低限の構造仕様でしたが、住宅として住まう以上、何よりも耐震と断熱を重要視しました。そのため、生活動線やお施主様のご希望を考慮すると、どうしても1階に部屋数が多くなりボリュームが出たり、叶えられないご要望もあるなかでも、できるかぎり想いを叶えながら、コンパクトにうまく部屋がまとまっています。限られたスペースの中でも、水回りや収納はしっかりと確保しているため、生活しやすい空間構成になっています。各所に、奥様のセンスやこだわりが光る照明器具や仕上げ材がとてもオシャレで、素敵な空間になっています。
この度はご依頼頂きありがとうございます。弊社で倉庫を建てさせて頂いたこともあり、当初のお施主様の息子さんご家族からリフォームのご依頼を頂きました。構造的制限が多い中で、お施主様と一緒になって解決策を探る設計ができ、私自身とても満足できるリフォーム設計でした。
これから、住宅として新たに生まれ変わった場所で、ご家族皆さんで楽しく幸せに暮らして頂けると幸いです。ありがとうございました。