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皆様、こんにちは。
この夏は特に暑い日が続きましたね。その影響なのか、強い台風により、東海地方や関ケ原のすぐ近くの池田町の揖斐川が一部氾濫したり、大垣市内でも氾濫が起きました。
テレビでも報道されるほどの災害で、記憶に新しい方もいると思います。
そこで、いつもは建築や補助金などをテーマにしたブログが多いですが、今回のテーマは「内水氾濫」について書きます。
1.外水氾濫
河川の水位が上がり、堤防から溢れ水があふれ決壊することにより起こる現象
2.内水氾濫
下水道の処理能力を上回り、排水しきれずに溢れてしまう現象
人が多く住む場所は平野部などの土地の低い所が多く、このような場所は水害の影響を受けやすい場所でもあります。
近年では河川改修等の治水事業が進められ、大きな被害となる洪水は少なくなってきているものの、都市化が進む市街地ではゲリラ豪雨のような局所的豪雨により、下水道の排水処理が間に合わず、内水氾濫する地域が増えつつあります。
調整池や遊水池(地下貯留池)の整備も進められていますが、住家への浸水も懸念されています。
アスファルト・コンクリートなどの都市化が進むことで、これまでは土に浸透していた雨水が、浸透しにくくなることから「都市型水害」とも言われています。
ただ、今回被害に遭った地域は大垣の中心地よりはやや郊外に位置します。
ではなぜ、そのような場所が被害に見舞われたのでしょうか?
それは、「ゲリラ豪雨」「一部低い土地」「河川の増水による排水不足」このあたりがキーワードに上がります。
先日の豪雨のとき、大垣市では1時間あたりの雨量が73ミリで、時間雨量としては過去最大を更新しています。
まさにゲリラ豪雨!!
また、『1時間あたり50ミリを超えると排水処理が追いつかず内水氾濫が起こる可能性が高い』との指標が出ています。(各自治体の排水処理のレベルにもよります)
この雨が、低い土地を襲い、その横を流れる杭瀬川も水位が高く、排水できない状況でした。
これらが重なり、今回の災害が起きてしまったと考えられます。
岐阜県は河川が多い地域性のため、お住まいの状況を今一度確認してみて下さい。
それぞれの行政が公表している『ハザードマップ』をご覧いただく方法がとても分かりやすいと思いますので、各行政のホームページにて検索してみて下さい!
ちなみに、河川が近くにない地域でも、周りとの土地の高低差で雨が急激に溜まり「内水氾濫」が起こる可能性は十分に考えられます。
では、家に浸水させないために事前にできることは何でしょうか??
いくつか洗い出してみました。
・下水道の側溝や雨水ますの清掃(近年は排水口にゴミ類の詰まりが多い)
・土のうの準備
・過去にも浸水したことのある場所では、止水板の設置
・屋内の排水口(キッチンや洗面所)からの逆流防止
・過去にも浸水したことのある場所では、排水ポンプ+ホースの準備
・地下または半地下の居室には入らずに、浸水防止策を施す(隙間埋めのゴムの設置や防水シート)
・地下または半地下の駐車場は、事前に車両等を移動しておく
近年、毎年のように激化する雨。
もう異常気象ではなく、恒常的な気象かもしれません。
事前に準備を備えておくことを強くおすすめします。
最後に、これから新築をご検討中の方へ。
弊社は新築住宅からリフォーム、土地探しまで幅広く行っております。
土地からお探しの方は、上記の災害に遭いにくい場所の選定などプロの目線からみた、あなたにとっての最良な土地をご提案いたします。
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