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≪ 今も社会問題!?シックハウス症候群って? ≫

≪ 今も社会問題!?シックハウス症候群って? ≫

2024

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今回は今も密かに社会問題として継続しているシックハウス症候群について、ブログを書きます。

最近ではニュースになることが滅多にありませんが、

 

住宅の高気密化により、近年はシックハウス症候群に悩まされている患者数というのは増加傾向にあるんです!!

 

シックハウス症候群は、新築やリフォームされた住宅や建物の室内空気に含まれる化学物質によって引き起こされる健康被害のことを指します。特に新築の家では、建材や内装材に使用される接着剤、塗料、防腐剤などから有害物質が揮発し、空気中に放出されることがあります。これにより、住む人が頭痛や目・喉の痛み、倦怠感、皮膚炎などの症状を感じることがあります。

シックハウス症候群を引き起こす主な原因物質には、以下のようなものがあります。

 

■主な原因物質

 

1.ホルムアルデヒド: 合板や接着剤に含まれることが多く、強い刺激臭を持ちます。高濃度で吸入すると、鼻や喉に刺激を感じ、長期的には健康に悪影響を及ぼします。

 

2.トルエン、キシレン: 塗料や接着剤に含まれる有機溶剤で、揮発性が高く、吸入によって頭痛やめまいを引き起こすことがあります。

 

3.フタル酸エステル: 柔軟剤やビニール床材に含まれる物質で、室内に揮発しやすいです。

 

 

■シックハウス症候群を予防するための対策

 

1.換気を徹底する: 新築やリフォーム直後は特に、定期的に窓を開けて換気することが大切です。空気清浄機も有効です。

 

2.低ホルムアルデヒドの建材を使用する: F☆☆☆☆(フォースター)規格の建材は、ホルムアルデヒドの放散量が少なく、シックハウス症候群のリスクを低減できます。

 

3.家具や内装材の選定: 化学物質を含まない、または少ない素材の家具や内装材を選ぶことが望ましいです。

 

4.揮発性有機化合物(VOC)削減製品の使用: VOC含有量の少ない塗料や接着剤を使用することで、化学物質の放出を減少させることが可能です。

 

 

シックハウス症候群の患者数に関する具体的な統計は国や地域によって異なりますが、日本では特に1990年代から2000年代にかけて問題が顕在化し、規制が強化され、2003年には日本で「建築基準法」が改正され、ホルムアルデヒドなどの有害物質の使用が制限され、換気設備の設置が義務付けられました。

 

しかし、有害物質に規制を掛けても、規制外の新たな有害物質を使用する、ということの繰り返しや、設計上の24時間換気能力だけでは、有効に換気できていない、などの問題もあり、なかなか解決できていない社会問題です。

もし、シックハウス症候群の症状が出てしまった場合は、早めに医師に相談するとともに住環境を改善することが大切です。

 

弊社で推奨している通気断熱WB工法はその予防策として、とても有効です。

 

■通気断熱WB工法の有効性

 

通気断熱WB工法は、シックハウス症候群を防ぐための有効な手法の一つとされています。この工法の特徴は、建物全体の通気性を高めることで湿気や有害物質を外部に排出し、室内の空気の質を向上させる点にあります。

 

1.通気性の確保: WB工法は、外壁や屋根に通気層を設けることで、建物内部にこもる湿気やVOCを外に逃がすことができます。これにより、シックハウス症候群の原因となる化学物質やカビの発生を抑制します。

 

2.断熱性の向上: 通気と断熱の両方を高次元で実現するため、WB工法は冬は室内の暖かい空気を逃がさず、夏は暑い空気を排出する仕組みを備えています。温度管理が良好なため、カビやダニの発生も防ぎやすくなります。

 

3.自然換気の促進: 機械換気に頼らず、自然換気を促進するための設計がなされており、建物内の空気が常に循環することによって、新鮮な空気を保つことが可能です。

 

4.化学物質の排出: WB工法は、VOCなどの有害物質が揮発しても、通気層を通じてそれらを速やかに排出することができるため、シックハウス症候群のリスクを低減します。

 

 

以上のことより、通気断熱WB工法はシックハウス症候群の予防に有効な工法といえます。通気層を活用することで、室内環境を清潔かつ健康的に保つことが可能です。

新築の際にこの工法を採用することで、シックハウス症候群のリスクを大幅に軽減することができます。

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