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よく打ち合わせの時やブログ記事として空気環境の重要性をお伝えするようにしていますが、建材を使った面白い実験をアップしたいと思います。
皆さんが考える『健康な家』とはどんな家ですか?
木をたくさん使っていた家ですか?
自然素材由来の材料を使った家ですか?
断熱がしっかりした家ですか?
隙間が少なく、とにかく気密がしっかりした家ですか?
人それぞれによっていろいろなイメージがあると思いますし、人によって家づくりに対する異なった考え方はあると思います。
弊社が考える健康な家とは、『空気の流れ(通気性、透湿性)を重視し、自然環境を利用した家』です。家にも住む人にもお財布にも優しく、健康的な家を提案しています。
敢えて言うなら『空気を設計する家』ですかね(笑)
そんな家を提案する中で、やはり自然素材というのは大切だなとつくづく思います。
それが解る実験結果をおみせします!
少し過酷な環境での実験なので、『実際の家は違う!』と言われると思いますが、気密が高く、湿気が高い環境(=特に梅雨時期の脱衣場などの水回り)はこれに近い環境になります。
実験方法としては、瓶の中に無垢材を入れたものと、高級な合板フロアーを入れたものを準備しました。合板フロアーは、定価45000円近い高級品を採用しています。
表面には抗菌・防カビなどのコーティング処理がしてあります。
※最近の合板フロアーは当たり前のように表面コーティングをしていて、ぱっと見は無垢床ですが、臭いも手触りも全然無垢とは違います・・・。
そこに、それぞれ大さじ1杯程度の水を容器に入れ約3日間放置。そして、水を出し、その中に食パンを投入。
もちろん防腐剤などを使用していない安全な食パンです。
その状態で約1週間放置。
すると・・・
無垢材を入れた方の食パンはカビがなく、乾燥して乾いています。
蓋を開けると木のいい匂いがしました。
瓶の中は、湿度99%、食パン投入前の水分が影響し、かなり湿度が上昇しています。
無垢フロアも湿気を吸収する為には表面積が必要。湿気の吸収の限界を超えたのでこの湿度になっておりますがこの環境でもパンにはカビが生えない。
さすが自然の力!!
一方で・・・
もう一つの高級合板フロアーを投入した瓶のパンにはカビがしっかりと生えていました。
湿度も99%。
しかも・・・
合板フロアーの裏にもカビは点在して生えていました。しかも、合板フロアーの瓶を開けた時にはかなり、化学物質の臭いがしました・・・。
合板を貼り合わせる際に使われる接着剤が揮発して充満している臭いです!
無垢材と合板材では同じ湿度・同じ状況でもここまで違うんです!!
この状況を見て、家づくりに使う素材はどんな素材がいいか?
それがはっきりと分かります!!
アレルギーの原因のひとつにカビもあります。カビが生える環境でダニも出ます。
カビ菌は空気中に絶えず存在しています。発生できる環境があればどこにでも発生します。
見た目が綺麗で掃除が楽。
デザイン性、機能性、メンテナンス性や、もちろん価格がいいなどの情報で合板フロアを選択する方が多いと思いますが、
家づくりでは『お金をどこに掛けるか?』をしっかりと検討することが大切だと思います!
家族や子供のために、料理を作るときに食材を吟味するように、家づくりでもデザインや価格だけに拘り過ぎずに、素材を吟味する事が重要です。
そこに住む家族が健康で暮らし続けられることが一番大切なことですので、その思いを大切にした家づくりをしていきます♪
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