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≪ 耐震等級3ってホントに必要? ≫

≪ 耐震等級3ってホントに必要? ≫

2023

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みなさんは『耐震等級』についてどれだけ知ってみえますか?

 

「耐震等級1と3はどれくらい差があるの? 耐震等級2で十分じゃないの?」

そう思われる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は『耐震等級』についてお伝えします。

 

はじめに、耐震等級とは『住宅性能表示制度』のなかの一つの基準で、地震に対する建物の強さについて、等級1~3の数字で表され、数が大きくなるほど耐震強度が高いことを示します。

 

耐震等級1は、現行の建築基準法で定められた最低限の耐震性を満たしていることを示します。

つまり1981年6月1日以降に建築された建物については、耐震等級1レベルと同等の耐震性を持っている、ということです。

 

具体的には、以下のような性能を持っています。

 

【損傷防止】数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度

【倒壊等防止】数百年に一度程度の地震(震度6強~7程度)に対しても倒壊や崩壊しない

 

震度6強~7といえば、東日本大震災や熊本地震などのレベル。このような大地震で建物が損傷したとしても、人命が損なわれるような壊れ方はしないよう設計されています。

 

では、耐震等級2と3はどの程度、強度の違いがあるのか下のイラストをご覧ください。

耐震等級2は、等級1の1.25倍、耐震等級3は、等級1の1.5倍の強度となっております。

この違いの差を見て、どう思われましたか?

 

意外と強度に差がない!と思った方もいるかもしれません。

耐震等級1でも震度6強~7程度に対しても倒壊や崩壊しないなら、なぜ耐震等級2や3があるの?

と思う方もいるかもしれません。

 

ですが、気を付けたいのは震度6~7の地震で『倒壊・崩壊しない』の一文です。

 

これは

 

『倒壊はしないが、一定の損傷を受けることは許容している』という意味なのです。

 

住宅が倒壊すれば人命にかかわりますから、基準自体は正しいのですが、その後で補修や、損傷の程度によっては建て替えが必要になる可能性がある!!という事を知っておかなければいけません。

 

 

次は、建築物に甚大な被害が発生した2016年の熊本地震での被害状況についてです。

とくに被害が大きかった益城町とその周辺地域では、木造住宅の実に15.2%(297棟)が倒壊・崩壊、11%(230棟)が大破しました。無被害だったのは、わずか21.2%(414棟)のみです。

 

 

現行の建築基準法に適合しているとされる木造建築物も、2.3%(7棟)が倒壊。4%(12棟)が大破しています。

その一方で、耐震等級3の木造建築物にいたっては、倒壊も大破もゼロで、軽微な小破が2棟のみでした。このことから、旧耐震基準より新耐震基準、そして新耐震基準の中でも、耐震等級3の耐震性と安全性の高さが証明されました。

 

 

ちなみに耐震等級3を取得することで、地震保険料の割引率が50%となるメリットもあります。地震保険料の割引や住宅取得に伴う様々な補助制度によって、費用的にも結果的に得する事になります。

 

私たちが必要なのは、地震の際に命を守ってくれる家だけではなく、地震の後でも安心して『住み続けることができる頑丈な家』です!

 

当社では耐震等級3を標準として、皆様が安全な家に安心して暮らすことができるお家づくりを提案しております。

ご興味のある方はいつでもご連絡下さい!

 

★★★★★地域密着で創業100年以上。大垣、垂井、関ヶ原などで注文、新築戸建てなら澤頭建設へ♪住む人の健康を考えた『暮らしに安心できる幸せ』を感じられる家づくりをしています!★★★★★

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